比較級 最上級 同格 6つのパターンと不規則変化

英語の比較級と最上級の作り方は、形容詞や副詞の基本形によって異なります。この記事では、英語の比較級、最上級と同格のルールと例を紹介します。

また、以下の『英語の比較級・最上級・同格クイズ』で比較級と最上級の使い方を練習できます。

その前に、比較級・最上級・同格とは？

下のテーブルで比較級のパターンのルールを読む前に、音節について知る必要があります。

英語の音節とは？

音節は、言葉を発音するときの一塊の音のことです。通常、1つの母音とその周りの子音から成ります。

音節の数え方

単語の中にある母音の数を数えると、その単語の音節の数がわかります。

• cat: 1音節（c-at）
• banana: 3音節（ba-na-na）
• elephant: 3音節（el-e-phant）
• dog: 1音節 (dog)
• strength: 1音節 (strength)
• table: 2音節（ta-ble）
• information: 4音節（in-for-ma-tion）

６つのパターン

注意：２音節の形容詞と３音節以上の形容詞「less」、最上級には「least」を使うこともあります:

happy → less happy → least happy:
幸福度が低いことを表す場合、「less」と「least」を使うことができます。

• less happy（幸せであることが少ない・低い）
• least happy（幸せであることが最も少ない・低い）

例: My cat is less happy than my dog.
(「私の猫は私の犬よりもあまり幸せではありません。」）

例：Among all the fish, this one is the least happy.
（すべての魚の中で、この魚が最も幸せではありません。）

beautiful → less beautiful → least beautiful:
「beautiful」の比較級と最上級を作る場合も、「less」と「least」を使うことができます。これは、美しさが低いことを表すのに使います。

• less beautiful（美しさが少ない・低い）
• least beautiful（最も美しさが少ない・低い）

このように、「less」と「least」を使うことで、形容詞の比較級と最上級を形成し、度合いが低いことを表現できます。

一音節の形容詞に関しては、一般的には「less small」（小さいの逆）ではなく「bigger」を使います。同様に、「more small」（より小さい）ではなく「smaller」を使います。

これらのルールを覚えることで、多くの形容詞・副詞の比較級を正しく形成することができます。しかし、実践でも使えるように、たくさん練習しましょう、

不規則性のあるもの

違いの説明： 『Good』 は形容詞であり、名詞を修飾します。例えば、「良い生徒」のように、人物や物事の質を表現します。 『Well』 は副詞であり、動詞を修飾します。

違いの説明: 『Bad』 は形容詞であり、名詞を修飾します。例えば、「悪いテストの点数」のように、物事の質を表現します。 『Badly』 は副詞であり、動詞を修飾します。『ill』 は形容詞であり、健康状態を表現します。比較級と最上級は 『worse』 と 『worst』 ですが、文脈によっては「病気」や「具合が悪い」という意味になります。また、良い健康状態を表現するときは、『Well』 は形容詞として使えます。

『Bad』や『Badly』などの使い分けも大切なので、形容詞と副詞の違いを説明します。

形容詞は名詞を修飾し、名詞の状態や性質を説明します。

例えば、good, better, と best は形容詞です。

• 基本形: good
• 比較級: better
• 最上級: best

例えば、

• She is a good student. (彼女は良い生徒です。) -　形容詞の good が名詞 student を修飾しています。
• This is a difficult problem. (これは難しい問題です。) – 形容詞の difficult が名詞 problem を修飾しています。
• He has a beautiful car. (彼は美しい車を持っています。)- 形容詞の beautiful が名詞 car を修飾しています。

副詞は動詞、形容詞、または他の副詞を修飾し、動作や状態、他の修飾語の質や程度を説明します。

例えば、well, better, と best は副詞です。上の例では、better と best が形容詞として使われていますが、 文脈によって副詞としても使われます。

• 基本形: well
• 比較級: better
• 最上級: best

例えば、

• She sings well. (彼女は上手に歌います。) – 副詞の well が動詞の sings を修飾します。
• He drives very fast. (彼はとても速く運転します。) – これは副詞が副詞を修飾します。この例では、very が fast を修飾します。
• She is extremely happy. (彼女は非常に幸せです。) – 形容詞を修飾。この場合、extremely が happy を修飾します。

形容詞と副詞の違いの具体例

1. 形容詞 『good』 と副詞 『well』

• 形容詞: She is a good dancer. (彼女は良いダンサーです。) – 名詞を修飾。この場合、good が dancer を修飾します。
• 副詞: She dances well. (彼女は上手に踊ります。) – 動詞を修飾。この場合、well が dances を修飾します。

1. 形容詞 『bad』 と副詞 『badly』

• 形容詞: He had a bad day. (彼は悪い一日を過ごしました。) – 名詞を修飾。この場合、bad が day を修飾します。
• 副詞: He performed badly in the test. (彼はテストで悪い成績を取りました。) – 動詞を修飾。この場合、badly が performed を修飾します。

1. 形容詞 『ill』 と形容詞 『well』

• 形容詞: She is ill. (彼女は病気です。) – 名詞を修飾。この場合、ill が she を修飾します。
• 形容詞: She is well. (彼女は健康です。) – 名詞を修飾。この場合、well が she を修飾します

違いのまとめ

形容詞: 名詞を修飾し、その状態や性質を説明します。例: good, bad, ill

副詞: 動詞、形容詞、または他の副詞を修飾し、動作や状態の質や程度を説明します。例: well, badly

このように、形容詞と副詞は文中で異なる役割を果たし、どちらを使うかによって文の意味が大きく変わることがあります。

“As … As” の構造 (同格）

英語で二つのものや人を同じ程度で比較する場合、”as … as” の構造を使います。この構造は「～と同じくらい～」という意味を持ち、形容詞または副詞を使って二つの対象を比較します。このとき、比較級（例：taller）や最上級（例：tallest）は使いません。否定文（”not as … as” ）も同じです。

例文:

• She is as tall as her brother.
  （彼女は兄と同じくらい背が高い。）
• This cake is as delicious as the one we had last week.
  （このケーキは先週食べたものと同じくらい美味しい。）
• This book is not as interesting as that one.
  （この本はあの本ほど面白くない。）
• His car is as fast as a race car.
  （彼の車はレーシングカーと同じくらい速い。）

比較級で “than” を使う

比較級を使う場合、二つの対象を直接比較するために “than” を使います。”than” は「～よりも」という意味を持ち、形容詞または副詞の比較級と一緒に使われます。最上級（例：tallest）では “than” を使いません。

例文:

• She is taller than her brother.
  （彼女は兄より背が高い。）
• This book is more interesting than that one.
  （この本はあの本より面白い。）
• He runs faster than his friend.
  （彼は友達より速く走る。）
• My father’s car is older than your brother.
  （私の車はあなたの車より古いです。）

頻繁に使用される比較級・最上級 １００選

比較級を使った例文

形容詞の比較級

• My house is bigger than yours. (私の家はあなたの家よりも大きいです。)
• She is happier today than she was yesterday. (彼女は昨日より今日の方が幸せです。)
• This book is more interesting than the last one. (この本は前の本よりも面白いです。)
• My cat is lazier than a sloth on vacation. (私の猫は休暇中のナマケモノよりも怠け者です。)
• His jokes are cornier than a field in Iowa. (彼のジョークはアイオワのトウモロコシ畑よりもベタです。)

副詞の比較級

• He runs faster than his brother. (彼は弟よりも速く走ります。)
• She sings better than anyone else in the choir. (彼女は合唱団の中で誰よりも上手に歌います。)
• He talks louder than a rock concert. (彼はロックコンサートよりも大声で話します。)
• She dances more gracefully than a swan on ice. (彼女は氷上の白鳥よりも優雅に踊ります。)

最上級を使った例文

形容詞の最上級

• Mount Everest is the highest mountain in the world. (エベレスト山は世界で最も高い山です。)
• She is the smartest student in the class. (彼女はクラスで最も賢い生徒です。)
• This is the most beautiful painting I have ever seen. (これは私が今まで見た中で最も美しい絵です。)
• He is the clumsiest person I know, always tripping over air. (彼は私が知っている中で最も不器用な人で、いつも空気につまずいています。)
• That was the funniest movie I’ve ever watched; I laughed until my stomach hurt. (それは私が今まで見た中で最も面白い映画でした。お腹が痛くなるまで笑いました。)

副詞の最上級

• He runs the fastest in the team. (彼はチームで最も速く走ります。)
• She sings the best of all the performers. (彼女はすべての演者の中で最も上手に歌います。)
• He snores the loudest in the house, like a bear with a megaphone. (彼はいびきを家で一番大きくかきます。まるでメガホンを持ったクマのように。)
• She laughs the hardest at every joke, even the bad ones. (彼女はどんなジョークにも一番大きく笑います。たとえそれがつまらないジョークでも。)

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